1 庭造りについて
2 庭造りとは
3 庭は人によって育てられ・・・
4 庭造りは人間の欲望
5 樹と話をする
6 職人になりたい
7 庭の焦点はどこ
8 庭の地割り
9 材料と出会う
10 幽玄のすがた
11 庭の掃除と作業の姿勢
幽玄のすがた
庭の修行(勉強)をしながら茶道と華道と能楽を稽古するとよい。と、いうもののなかなか出来るものではない。しかし、習った方がいい。
庭の事で解らない時、他の分野で教えてくれるからである。奥の方でみんな繋がっているんだ。これが日本の文化の凄いところ・深いところ。感性の美学かな。 
 私は庭・茶道・華道・能楽にも素晴らしい師匠にめぐり会え、長い間教えを得たおかげで幸せである。その師匠に巡り会わせてくれた人がいる。また、この機会に熱中した自分がいる。だからまた素晴らしい人に出会える。有り難いことだ。
 最近、有形の造形から無形の造形が生まれることが見えてきた。うれしい。
「もう一つ奥深い庭が造れる」と期待しつつ、どきどきしている。
 そのきっかけは能の稽古にあった。自分でもお能を演じたくなった。師匠のお許しもでた。目的を持って毎週に、お能を拝見しつづけた。
稽古では謡や仕舞いを習うが曲趣の特徴しか知り得ない。が、その気になって観ていると細部が見えだしてきた。さらに踏み込んで見入ると、三間四方の舞台になにかが居るのである。演じる人と・見入る人の合作の境地ができていた。
そんな時、席も立ちたくない・時間も止まればよいのに・・・と。おシテが橋掛りを引いていく。なんとも心地よい余韻である。
 さて、ここまで心惹かれる庭に出会ったろうか?一つでも多く出会いたい。
庭にも表現できるかな?  出来るはずだ悠久の庭を!
 
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