1 庭造りについて
2 庭造りとは
3 庭は人によって育てられ・・・
4 庭造りは人間の欲望
5 樹と話をする
6 職人になりたい
7 庭の焦点はどこ
8 庭の地割り
9 材料と出会う
10 幽玄のすがた
11 庭の掃除と作業の姿勢
庭とは
  庭と言う言葉の定義はさまざまであると思います。造園・庭苑・園池など同じような意味を持つ言葉が多くあり、適時に使い分けているのが現状です。
私は「与えられた立体空間を持ち、その持ち主と共に双方の文化感と美的感性が融合し、時間をスリップさせ、創作された空間」と定義します。
庭は自然観を造るのではなく、また資材を陳列するのではありません。目的を明確に職人の技と勘によって表現していきす。職人の持つ道具は身体の一部分であり頭は設計図そのものなのです。職人は設計家?施工技術者?芸術家?。職人は職人で○○分野のスペシャリストです。決して侮れません。
高度成長期に産業の発展で行政官庁は各分野において作業のマニュアル化に成功し、口うるさい職人を排除しました。その結果われわれの身近にある公園や公共施設の造園は何処へ行っても同じになりました。施工は造園業者ではなく土木建設業者に変わってしまい、なんと寂しいかぎりです。
この為今、造園業は専門分野に分かれてきています。大まかに造園土木、庭園施工管理、園芸・農芸管理などです。 造園土木に従事すると技術や感性は不必要で職人はつぶされてしまいます。 一度染めた手(技術や感性)は前には戻りません、残念なことですが仕方ありません。
職人の世界はあまり知られていませんが職人どうしは交流があり誰が何処でどんな仕事をしている等の話は流れています。こんな事を書くと庭の相談を持ちかけるのは難しい事と思われますが、ご自分に合った人と巡りあえるまで探し続けてください。
きっと逢えます。
 
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