| 庭の焦点はどこ |
 |
| 建物が先か?庭が先か?あなたは何処に座りますか? |
 |
| 建物を新築するときは庭のことを考えるが、増築・改築のときには考えないことがおおいようである。手狭になった部屋を大きくするときや、一部屋増やすときはいつも庭が削られてしまう。庭にも建物にも見せたい所と見せたくない所があり、その視線をいろいろな手法で遮っていく。これが職人の技である。 |
 |
| 庭と建物は一体である。建物は庭空間の内にあり、庭は建物の中から造っていくからである。庭の焦点と建物の焦点を結んだ線が基準の線。双方に基点があり、その基線の長さ(距離)により幅が設定されていくのである。敷地に余裕があれば幅を決めたあたりには仕切になるものを設け、次々と拡幅していく。このことが地割りを決めるということである。 |
 |
| 自ずから建物の中に一番の席、二番の席が生まれてくる。 |
 |
| 庭のほうからも同じようなことがあり、左右の勝手使いのこと、奥行きや、焦点の高さ(建物との水準差)など使用材料と併せてさまざまな事を決めていかなければならない。庭から見る建物も素晴らしい。 |
 |
| 高度成長やバブルも弾け、これからは真の庭が生まれてくるであろう。 |
 |
| 私もふんどしを締め直す。 |